
クズの本懐、アニメ1話をご覧になった方のなかで、
「どこがクズなんだ?」
とか
「なんだよ、ちょっとシリアスなイチャラブ系かよ」
と思った方もいるかと思います。
時間は限られていますから、見るアニメは厳選しないといけないわけですけれども、個人的にクズの本懐を切るのはもったいないんじゃないかなーと思います。
クズの本懐は、ある時点から劇的にクズ感が増して面白くなってきます。
今回は、原作のレビューと、原作を実際に読んでみた感想を総合して判断材料を提供いたしますので、よろしければ3分だけお付き合いいただければと思います。
原作のレビューからわかること
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まず、原作コミックスのレビューを見ていきましょう。

一部抜粋してご紹介します。
以下引用
攻めた表紙や興味をそそられるタイトルの割には普通の恋愛漫画というのが正直な感想、歪んだ純愛と謳ってる割には大して奇特な恋愛形態というわけでもなくちょっと残念。
盛りの高校生がお互いの身体でハアハアしてるだけで内容がない。
お互いに合意のもとで行われていることなので、目的に対する歪みよりも「自分ってクズ」だなあという浸りたいだけに見え、
客観的にはそれほど大したことでもないよ、と言ってあげたいところです。
花火は本命への気持ちもしっかり描かれているし、思考や行動もさほどクズではないが、麦は、本命に手が出せないので、手近な女性で用立てていることしかわからない。
本命への気持ちも、妄想のネタにしている以外たいした描写がない。
引用終わり。
「クズの本懐」アニメ1話を見た後の感想は、確かに概ねこのレビューのような感じかもしれません。
実際、このレビューがなされたのは、「クズの本懐」原作コミックスの第1~2巻です。
ところが第3巻のレビューはガラリと雰囲気が変わっています。
以下引用。
この作品の「クズ」という語について今までヌルいと言っていた人が多かった気がしますが、そういう人たちはぜひこの巻を読んでいただきたい。
ちなみにですが、クズという点では次巻でスポットが当たる人物についても印象がかなり変わってくるはずです
それにしてもこの作者様の作品は、描写等の魅せ方が上手いのか、とても生々しく見えます。
我々が本来持っているはずの性質を静かに浮き彫りにする描写は自ずと胸の内に深く突き刺さる。
そして、時に慄然とする。
引用終わり。
さらに第4巻のレビューでは・・・
以下引用。
彼ら、彼女らの愛憎模様は複雑さを増してきました。タイトル負けしているという声も聞こえた本作ですが「クズ」の名を冠するにふさわしくなってきたのではないでしょうか
愛と憎悪は裏表って感じですな。続きが気になるけども登場人物のほとんどが不幸になってほしいと願う不思議な漫画。
しかし、よくよく考えてみると麦は花火よりも恋愛経験が豊富で、処女である花火への配慮もしている人物なのです。そんな彼がなぜ、茜さんに対してだけあんなにも鈍いのか?やはり恋は盲目なのか?
実はそうではなかった、というのが今回の話。彼はそこまで馬鹿ではなかったのです。
引用終わり。
このように、クズの本懐は第3巻以降、メチャメチャ面白くなってくるんです!
もちろん、そこまで長いこと付き合いきれないという方は、切ってしまわれるかと思います。
クズの本懐の原作コミックスは全8巻です。
最初の1か月分は撮り溜めしておいて、一気に見た後、流れに乗っていく方法をとっても良い作品ではないでしょうか?
原作のレビューからわかることをまとめると、
「1巻~2巻の内容はタイトル負け。でも3巻からそれぞれの登場人物のクズっぷりが発揮されてきて、4巻以降は更に複雑に、ドロドロになっていく」
ということになります。
実際に原作を読んでみて
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さてここからは、実際に私が原作の第1巻と第2巻を読んだ感想からお話します。
上記レビュアー様たちの意見もわかりますが、私個人としては、こういうヌルめの前段があってこそ中盤~後半が光るものだとも思うわけです。
正直、第2巻までは登場人物紹介のような感じがします。
多少の事件?もありましたが、それも今後必要な設定を、登場人物に与える&知らせるためのものだと感じました。
原作を読んでみてわかったことをまとめると、アニメの「クズの本懐」は
「最初の何週かは登場人物紹介&設定の構築」
になるのではないかなーということです。
私は第1話から続けて見るつもりですが、忙しい方は先述の通り、面白くなってきたら毎週見るという感じでもいいんじゃないかと想います。
アニメ版「クズの本懐」見るor切るの判断材料にしていただけたら幸いです。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
結局のところ、最終的には皆様の感性で見るか切るかは判断されることと思いますが、今回の記事が皆様の判断材料になったら嬉しく思います。
また、当サイトでは随時最新話の感想とレビューを更新していきますので、忙しい方はご参照していただければと思います。
よろしくお願いします。
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